ハセツネ その2
もう少しハセツネを少し振り返りたいと思います。
序盤は抑えめのペースではいる。しかし周りをみると強豪と言われるランナーがけっこういる。そして渋滞。
ふと前を見ると前回準優勝の鏑木さん。
なんとこの渋滞の先頭は鏑木さんだった。みんなが前に出ないのは遠慮、ではなくカブラギという選手の強さからくる恐怖・信頼だったんじゃないだろうか。
しかし、がまんできず前に出る。
結局この渋滞による抑え目のペースが良かったのか1CPを2:43。(PhotByNori)
その後もきついなりに練習くらいのペースで気持ちよく走る。
三頭山の頂上あたりからいよいよナイトステージ。
ハンドライトを両手に持ったのだけど、これは大失敗だった。
補給はし辛いし、ライトはいまいちだし、両手が使えないのはかなり不便。事前に試走を怠ったのがいけなかった。
お陰で大岳直下は登りづらいし、暗くてつまづく回数も例年になく多い。いつもよりちょっとひどい捻挫もした。
3CPまでは数人を抜いたり抜かれたり。
この辺りで上位陣でもペースにかなり上下があることを知る。
上りでかわしたランナーに下りで抜かれた。そんなことは今までなかった。
走力の差だな。
日の出山頂直前で何度か一緒に走ったことのある同い年のMさんに会う。
同い年だが社会人アスリートとして僕が尊敬するトレイルランナーの一人。
どうやら調子が悪いらしい。はるか先を走っているかと思っていたので驚いた。
そしてそのさらに先にはちょっと前に僕をすごい勢いで追い越して行った(というかなぜ僕の後ろにいたんだ??)やはり同い年、同業のMさん(別の人)がいるはず。
実は僕はこの二人を強烈に意識している。実績では遠くおよばないが、目標でありライバルだと思ってる。もちろん僕が勝手に…。
その二人に今回少し近付くことができた かな?
ちなみにMさんと会った日の出山直下にいたもう一人のランナーYさん。Mさん同様かなり優秀なオリエンテーリング選手だとか。この方のことも僕は以前から一方的に知っていた。(トップランナーのことは誰だって知っているでしょ?)
スタートして渋滞するまでの区間、僕はYさんをペースメーカーにし走っていた。渋滞した時に先に行かれてしまったのだが、その後御前の登りで追い越した。この時は辛そうな咳をしていたのでまさかその後大岳山の下りで追い越されるとは思いもよらなかった。
最後の金毘羅尾根。
長尾平を7時間45分で通過。1時間15分でゴールまでいけば9時間を切れる。
この区間75分なんてはっきり言って楽勝…。
疲労の少ない練習中ならばね。
ここは得意な区間。75分でなんてしょぼいこと言わずに70分を切ってやる。
そう決めて走り出す。
ここまで来たらより高い目標へステップアップするためにどうしても9時間を切りたかった。
息があがり苦しい。脚は疲労で痛む(走り込みが足りないな)。
それでも腕を振り足を前に出す。
ゆるいのぼり、長い下り、微かにみえる街の明かり。
前にも後にもランナーはいない。真っ暗闇でのキチガイじみた一人旅。
ついに歓喜のゴール。
ついに9時間を切ることができた。
(PhotByNori)
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